「うへへへ~」 「ちょっと実愛、ひどい顔だけどなんかいいことあったの?」 「なっちゃ~ん、聞いてよ~」 えへへへ、と顔がにやけるのをこらえきれないあたしを見て、なっちゃんは苦笑いする。 もうね、聞いてもらいたくてたまらないんですよ!! だって、だいすきな人と付き合えたんだもん! わかるよね、この気持ち!! あたしは緩みきった表情のまま、なっちゃんに昨日のことを全部話した。