【完】両想い予備軍 ―みんな誰かに片思い―

「それに、お似合いだったけどな」

ポツリと落とされた言葉に、へなへなと情けなく も座り込んでしまった。

「はい、集合して、副キャプの号令で始める よ!」

奏先輩の声で、バスケ部が集合する。

凛君にも挨拶して、バスケ部がウォーミングアッ プを始めたのを、ぼやけた視界からただただ見 る。

私は、凛君に信じてもらえるような言葉をあげら れなかったのか、

信じられないようなあんな言葉を吐いちゃったか らか、

―― もう、この距離は戻らないのかな?

ほんとうに奏先輩にいわてた通り、頑張ることも しない嫌な奴になっていっている。

馬鹿みたいに現実の救いのなさに打ちひしがれ て、ただただ、下を向いて茫然と座り込んでい た。

「先生、俺と勝負しようよ」