『深雪から聞いたよ。マネージャーやってよ』
家に帰って、課題とにらめっこしながら夕飯を待っていたら、
奏先輩からもLINEが来た。
凛君からは連絡さえ来ないのに。
――携帯が壊れたんだからしかたないけどさ。
『先輩はいいんですか?』
『俺? 可愛いマネージャーが増えるのは大歓迎だよ(^O^)/』
おお、……スタンプじゃなくて顔文字を送ってくるのは珍しい。
でも逆に普段送らない顔文字を送ってくるってことは、実は無理していたりして?
『文字だけじゃ、男心が分かりません』
そう送って、ちらりと窓に視線をずらす。
――まだ凛君の車は帰って来ない。
夕飯は、今日は一緒に食べる日なのに。
重い重いため息を吐きだた直後に、電話がなった。
LINEをつかって奏先輩からだ。
「どーしたんですか?」
『ぷぷぷ。だって、文字だけじゃ、あきの気持ちが分からなくて』
電話の向こうで、何故か奏先輩は爆笑している。
――私、変なこといったのかな?
「先輩は、そ、の、私が居たら迷惑じゃありませんか?」
『なんで? 俺を振ったから?』
あっけらかんとそう言われたら、逆に私が気にしすぎみていで恥ずかしくなるじゃん。



