クリスマスや夏休みとか、長期休暇になると凛君が両親のいる海外に行くし、実はあんまり面識もないから気にも止めていなかったとか言ったら失礼かな。
「今よりも風当たりが強かったみたいで、父が海外の学校に行って、でも母がそれをおいかけちゃってさ。父さんも真面目だから、もう定年までは帰らないみたいだし」
「あー、凛君の真面目さは、お父さん似なんだね」
少しだけ冷めた甘い紅茶を飲みながらそう言うと、凛君も珈琲を飲みほす。
「だから、俺は学校ではあきとの事がばれたくない。まさか、あきのいる学校に赴任するとは思わなかったが、だからって隙を作って離れ離れになりたくない」
「そんな、凛君は真面目すぎだよ。大げさだってば」
「今、我慢するか、この先ずっと離れ離れになるか、そう思うぐらいの覚悟はあるか?」
凛君の目は真剣だった。
――真面目に一生懸命考えれくれたんだ。



