【完】両想い予備軍 ―みんな誰かに片思い―


ブホーッ


「凛くん! 眼鏡!」

さすがの凛くんもオニオンスープを吐き出すぐらい驚く。

私もびっくりしたのに、凛くんのせいで冷静でいれたよ。


「未成年は親の承諾がいるらしいけど、承諾しちゃうしちゃう。そうしたら、一緒に住んでも変じゃないし」

「よっ 奥さまは高校生!」


どっと笑いだした二人を見ると、――酔っているんだと分かった。

手に負えないと判断した私たちは無言でカレーを食べ始めた。

酔っぱらいのせいで少し気まずいし照れ臭くて、
カレーの味が全くしないけど。




やっと両思いになった私たちにはまだまだ先の話だ。



――そりゃあ将来的には絶対にお嫁さんになるけどね!




「まだまだ、三年は先だからね。凛くん」


「ふっ。そうだな」