【完】両想い予備軍 ―みんな誰かに片思い―



家に戻って、ベットでゴロゴロと寝そべりながら課題をしていた時だった。

『問3は?』
『2』
『3』
『何で答えが割れるんだよ><』

LINEで答えを確認しながら課題をしようとしてたのに、早々と行き詰っている。
最終的には、意味不明なスタンプ合戦になるんだから、やっぱり課題は自分一人でするべきなのかも。

『明日の朝、学校で答え合わせしよう』
『だね(笑)』
『了解。花音、忘れないでよ』

いっつも見せてもらう甘え上手な花音に柊が釘を打っている時、下から親の声がした。

「ご飯よ~」


天ぷらかな?
良いにおいがして、下に降りると、



スーツ姿の凛くんが既に座って、天ぷらを皿に移している。


「……来てたんだ」

「ああ。いつも月曜と木曜は来てるだろ」

彼女の私に、一言ぐらい連絡くれてもいいじゃんか。

そう責めたくても、親の手前、無言になってしまう。

「課題が終わらないから後で食べる」

「ちょっと、あき? 凛君に後で教えてもらえばいいでしょう?
あんた帰ってからずっと花音ちゃん達と携帯して。
成績下がったら没収ですからね」