「凛君ったら格好よかったんだから。『おじさんとおばさんの心配がかかるようなことはしません。真面目に将来も考えてお付き合いさせて頂いています。これからも。あきを大切にします』って」
「きゃぁきゃぁ」
「ふぉー」
「そんなに凛君が真剣に向き合ってくれるなら、私もあと3年、バスケで青春しよっかなって。大人の恋愛は、3年我慢しようってきめたんだ」
もやもやとかうじうじを、大好きなバスケで発散できるし一石二鳥だ。
「あーぁ。良いよねぇ。お互いを分かりあう関係って」
「本当。両想いってそこが羨ましいな」
なんてちょっぴり真面目に言う二人もしっかり恋する乙女の顔だ。
不安で揺れて、でもちょっと期待を含めた複雑な。
「いっぱい迷って悩んだけど、ちょっとだけ、勇気をだしたからね。
二人の恋も応援するし、相談してね」
そう言うと、二人の目が、ギラギラと燃えだした。
「こうなったら、じっとしてられないや! もう部活行ってくる!」
花音はお菓子や携帯を鞄に仕舞うと、廊下へ飛び出して行った。



