「てか、そろそろ白状しなさいよーぉ」
花音がお菓子のパーケージを開けながら私に肘でつついてくる。
「そうだよ。何であんなに死にそうな顔をしてたのに元気になったんだよ」
ラフを描いていた柊も鉛筆で私を指さしながら問い詰めてくる。
「ふふふふ。実は」
「あ、大人の階段登ったの!?」
「まじ!? あきが一番かぁ~~」
「なっ!?!? 違うったら!!バカバカ!!」
何て恐ろしい発想をするんだ!
こっちがびっくりした。
でもその話も関係していたりする。
「あのね、遅くまでバスケして帰った帰りに、凛君が親に挨拶してくれたの!」
「「挨拶!?」」
珍しく二人の言葉がハモったのと、あの日の凛君を思い出して、ついついニヤケてしまう。
「そうなのー! 『おじさん、おばさん、あきと付き合うことになりました』って」
「きゃぁぁぁ!!!!!」
「痛いっ 私を叩くな!」
花音はお菓子の箱の形が壊れるぐらい柊を叩いてひとしきり興奮すると、お菓子を食べ始めた。
――本当にマイペースだな。
二人がきゃいきゃいはしゃいでくれるから、私も顔が蕩けてしまう。



