泣きだしそうな顔を見られたくなくて、ただ必死に外に飛び出した。 別府駅行きのバス停に走るが、丁度行ってしまった後で、次まで結構時間があった。 山と海の間を通る別大国道は、隠れる場所がない。 でもこんな見通しの良いところに立ってたら、部長に見つかってしまうし。 侑哉を頼ったらせっかく楽しんでいる二人が心配してしまう。 ――歩こう。 次のバス停まで歩いてそこで待とう。 曇りだった空は、私の心を映し出すかのように、パラパラと霧雨を降らせる。