「はぁぁ~」
プチプチともやしの根っこを取りながら、 ため息しか出ない。
珍しく家にいる侑哉は、大きな背中をこちらに向けて黙々と夕御飯を作ってくれている。
お母さんが居なくなってから、ちゃんと自炊してたんだな。
肉じゃがの良い匂いがする。ちゃんと出汁入れてるし。
凄い凄い、と思いつつもやしのナムル係が偉そうに思ってみる。
でも気を緩めれば……。
「合コン、行きたくない……」
負の感情が襲ってくる。
今回ばかりは自分は精一杯断ったつもりだったのに結局は流されるんだもん。
自分が嫌になるなぁ……。
「行かなきゃいいじゃん」
「そうは行かない……。仕事も絡むんだもん」
「合コン行かないとか……、俺が期待しても知らないよ?」
「!?」
「もやし終わった?」
今、さらっと言ったけど、結構爆弾発言だったよね。
き、聞き間違い?



