「ほら」 ベットサイドからお茶を取ると、渡された。 まだ冷たいペットボトルからぽたぽたと水滴が落ちてくる。 「ほらシーツを頭まで被っとけよ。朝から俺がまたオオカミになるぞー」 「なっ何言ってるんですか!!」 やっぱ上機嫌な部長は優しく私の髪を撫でる。 ……どうしよう。空気が甘くて息苦しい。 「それにしても昨日の終電事件はみなみの平手打ちで済んで良かった。弟くんが怒ってきてたら、俺も前歯ぐらいやられてたよ」 クルクルと人の髪を指先で巻きながら、何を言うんだと思いつつも直視できない。