信号が赤になったらしく、一番前の歩道橋の前で停まったようで私をじっと見つめる。 「――泣かせて、悪かったな」 悪いなんて思って、ない。 すごく機嫌よく笑ってる。 伝えたかった気持ちを、何だか素直に言えない状況に追い込まれて悔しいけど、 けど、胸はドキドキしている。 「ゆ、許しません。――水樹、さん」