本当に間に合わないかと思った。
駅の隅に置き去りにした自転車を侑哉が気づいてくれたのが、乗った電車からチラッと見える。
滑り込んだ電車から大分駅で最終電車に乗り換える。
大分駅から別府駅まで8分。
心臓が爆発しそう。
別府駅に着いたら、部長は待っててくれるだろうか?
先に乗り込んでいたのを見たらどんな顔をするかな?
ずっとずっと、逃げてきた。
ずっとずっと、侑哉に守られてきた。
そんな私を、乱暴な口調のくせに優しく包み込んでくれた部長。
どんな顔して、伝えていいのか分からない。
朝から色々ありすぎて、ずっと興奮した状態みたい。



