「……絶交ってなんだよ。でも俺だって姉ちゃんの為に何かしたいんだって」
「じゃあバイク売らないで! あんなにバイトしてたんだから大切にしてっ」
グズッと鼻水をすすり、どう言えば私のぐちゃぐちゃな気持ちが伝わるか考える。
「侑哉の大切なものを奪ってまで、私は幸せになりたくないよ?」
ズッと強く鼻をすすり終え、真っ直ぐに侑哉を見上げる。
そうだ。伝えないから侑哉が先回りしてあれこれしちゃうんだよね。
「私、頑張るから見守ってて。――侑哉」
そう伝える。
頑張るよ。
私から手を伸ばすよ。
心配かけないように言葉にするよ。
だから……。



