そんな事を聞いたら居ても立っても居られずに、
約束の最終までぎりぎりなのに、気づけば侑哉の大学まで来ていた。
――大丈夫。大分大学から駅は近い、から。
心は焦るのに、次から次へと不安が振りかかってくる。
大きなヘッドホンを首に下げ、友人たちから頭一個飛び出している侑哉はすぐに見つけられた。
友達に手を振り、駐輪場に歩いていくと自転車の鍵をはずそうとしゃがみこむ。
「侑哉っ!」
「……!?」
振り返った侑哉が私の顔を見て目を見開く。
どうしてこんな所に居るのかと焦ったあと、理解したのか口を手で隠した。



