【完】神様のうそ、食べた。


保育所の庭園隅の門から教会へ続く森がある。

小さな森は静かで、時折車のエンジン音が、木漏れ日と供に風にそよいでくる。


現実と切り離された空間を通り抜け、ステンドグラスがキラキラ輝く小さな教会の門を開けた。



そこにはマリア像の前で花の水変えをしている園長先生がいて、私に微笑むと手招きする。


「失礼します」


白い百合の花の甘い匂いを強く感じながら、園長先生 に近づくと、園長先生は上品に微笑――いや、にたりと笑った。




「貴女、光の森の有沢さんとお付き合いされてるの?」


え。



えええ!?


「なんで!? 何でですか!? 違います違います!!」