朝起きると、私と侑哉は同じ毛布にくるまって、寄り添うようにソファに座って眠っていた。
ハラリと綺麗に汚れが剥がれ落ちたような、
雲ひとつ無い、晴れ渡る青空のような、
すっきりした眩しい朝日に目を奪われる。
部長に告げられなかった原因の迷いが、一晩で綺麗に消えていた。
それが不思議で、けれど清々しい。
「侑哉、起きて。大学行かなきゃ」
ゆさゆさ揺さぶるが、『んんっ』と唸るとソファに倒れ込んだ。
緊張の糸がポロリと落ちてしまったのか、壊れたように眠りにつく。
「仕事、行ってくるね」
そう耳元で囁いて、急いでシャワーを浴びる。
夕飯も食べずに眠りこけた為に、お腹が空きすぎていたのでパンをかじりながら、着替えたりドライヤーをかけたり。
適当なお弁当を作って、そのまま家を飛び出した。
慌てて飛び出したので、鞄から落ちた診断書に気づかないまま。
そのままバスに乗り込んで、すっかりと忘れて私は日誌を記入する。



