「えんそくようのおかしと、かばんとすいとうもかったよ」
なるほど。お買いものして遅くなってたんだ。
「真、ばーばと先にお風呂入って寝ててくれるか?」
「うん。いいよ」
「みなみ先生送って行くから」
そう言われると、胸がドキッと高鳴る。別に真君だって居てもいいのに。
「そう言えば、私の原因の一つにストレスがあるらしいです」
「うっわ。繊細」
ぷっと笑った後、何故か車をバックさせて、電話をしている有沢さんの前で窓を開けた。
「じゃあ、言っちゃえよ。代わりに俺が言ってもいいけど」
そう言われて、心臓がドキドキしたが部長は私の表情から、何を考えていたのか分かったのだろう。
「あの、真君の耳、塞いでて下さいね」
「ああ」
きょとんとする真君の耳を両手で塞いで貰い、こっちに気づいた、これまたきょとんと見てくる有沢さん目掛けて声を張り上げた。
「女の敵! これからは気易く話しかけないでください!!」
「ぶっ」
部長は慌てて横を向いたけど、しっかり聞こえていましたからね



