「お前、顔真っ赤」 「は、離して下さい! い、意地悪! いじめっ子!」 じたばた暴れてても部長の手はしっかり私を離さないまま。 小学生の男の子かってぐらいしょうもない嫌がらせをしてきたけれど、私が暴れていると車の陰から小さな物体が飛び出してきた。 「みなみせんせいをいじめたら、だめ!」 「うわ」 部長の横腹に突進してきたのは、――真君だ。 って、 「ぶ、部長! こんな時間に子どもを連れ歩くなんてどういうつもりなんですか!」