ヤッ!!!
ストレートになんて言いにくいことを言うのかとびっくりしたけれど、あの夜の事は話さなければならない。
ただ、話して部長が私をどんな目で見るのかが怖かった。
『お前、負けたまま逃げんなよ』
そんな事、言ってもらえる価値が無い。
私は、いつも自分の言えない気持ちを侑哉に代弁してもらって、
侑哉にだけでも分かって貰えるならいいか、って諦めていたんだから。
諦めて……。
「触ってもらったんです。抱きしめて貰ったんです。その、女の価値が無いと言われた私を、優しく朝まで触って抱き締めて――侑哉が守ってくれたん、です」



