「――終わった」 家に帰りついたのは、八時過ぎ。 早番の私は18時上がりの予定が、今日は人手が足りなさ過ぎて残業と、親子遠足の引率準備でバタバタしていてこんなに遅くなってしまっていた。 恐る恐るスマホを取り出すと、LINEに着信が来ていて心臓が跳ね上がる。 侑哉は飛鳥さんの所でバイトだし、今日は家に一人だから大丈夫! そう思ってスライドしてみたら、着信の相手は――明美先生だった。 嫌な予感がしつつも、疲れた体に鞭打ってソファまで歩いて行き、ソファに沈みながらその電話に掛け直す。