「どうしたの? 侑哉」 「みなみ……」 尋ねたのに私の名前を呼んだだけで、 侑哉はヘルメットを投げだしてこっちに向かってくると、 ただただ無言で私に抱きついた。 「ちょっと、侑哉、重いって!」 やんわり笑いながらそう言うが、大きい侑哉に抱きつかれると身動きもとれやしない。