携帯を見ても、侑哉から遅くなるという連絡は無い。 けれど、私は明日は早番だからこれ以上待っていられない。 テレビドラマをBGMに一人ご飯を食べながら、思い出すのはあの部長との、キ、キス。 部長は私の何処までを受け止めてくれるんだろうか。 こんなに重くてじめじめしたやつのどこを。 ――あの夜を知っても軽蔑しないでくれるのかな。 「……」 ダメだ。 やっぱ一人で居ると悪いことばかり考えてしまう。 今までどんなに自分が流されて生きてきたかが思い知らされる。