「らしいな・・・。本当に良かった。」
 惟の鼻水が、僕の制服にたっぷりと垂れてきた。
 「惟、汚いよ。」
 「ご、ごめん。」
 僕はふたつの足でしっかりと立ち上がり、ナイフを手に持った。
 戦闘開始だ。