衝撃がまだ、胸に深く突き刺さっている。
 ―――僕は生きている?
 もう、刈られてしまったと思った命は、まだ僕の体に根を下ろしていた。
 「ゆ、惟。」
 僕が声をかけると、惟が抱え起こしてくれた。