黒い塊たちが話をしていた。
 「聞いたか?」
 「あぁ、聞いた?」
 「ポルノはポルノでなくなるらしいな。」
 「らしいな。でも、自分が自分であるために、死神が死神であるために、役目を果たさなかったあいつが悪い。」
 「創世の神は、何度も警告したらしいしな。」
 「まぁ、あいつは死神には向かなかったって事だ。」
 淡々と会話は続いた。
 「次の奴は、どんな奴かな。」