。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。




何かないかな……


戒が他に気を取られるような出来事が。で、その隙にあたしはストラップをGET☆


何て素敵な作戦!


けど…


「か、戒!キョウスケのお土産は?買えたの?」


「ん~?いいの無かったし、帰りでもいっかぁとか思ったり」


か、帰りぃ??それはマズイよ。


だってあのストラップ、あのショップのオリジナルみたいだったし。同じものが他のショップに売っているとは限らないし。


「ダメだよ!帰りなんて忘れちまうぜ」と提案するも


「別に忘れても良くね?響輔だし」と冷たい回答が。


「それ、ふつーにひでぇから」


「別に土産ぐらい無くたってガタガタ言わねぇよ。あっちだってヨロシクやってんだし」


ヨロシクって……


「そんな言い方すな!」


ボカッ


あたしは戒の頭を叩いたが、「別にいーって、てか忘れねぇし」と戒はちょっと不機嫌。暑さのせいもあるよな。


でも一番の理由はあたしがキョウスケのことを気にしていると思われていそうだ……


こんなところで喧嘩なんてしたくないし、この負の流れをどうにかしたくて話題を変えることに決めた。


っつっても、大したことはできねぇけどな(泣)


「あ、あたしトイレ!……戒は?おめぇも一回も行ってねぇよな」


「俺?俺は別にまだ……お前行ってこれば?荷物持っててやるよ」


機嫌を直したのかあっさりそう言って自然にあたしからバッグを抜き取る戒。


行動が全然不自然じゃない!かっこいいし♪


なんて言ってる場合じゃない!


こうなったらトイレ行ってる間に何かまた言い訳を考えるか……と考えていると、トイレの近くに『喫煙コーナー』のタバコのマークを発見。


小さな屋根のついたバス停みたいなところで灰皿が設置されていて、そこで客が思い思いタバコを吸っている。


これだ!


「や、やっぱトイレ止めた。今はいい」


「は?」


戒がまたも不審そうに目を細める。さ、さすがにおかしいと思うよな……


「だ、だって混んでるし。それより戒、おめぇタバコ吸ってこいよ。今日まだ一度も吸ってねぇだろ?


あたしはもう一回お土産屋さんに行ってリコのお土産選んでくるから」


「何でぃ。いつもタバコ吸うなって怒るくせに」


戒は益々不審そうに片眉を吊り上げ、喫煙スペースとあたしとの間で視線を行ったり来たり。