。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。




早速、戒のKと朔羅のSを探そうとして……ってか…


くそ!何でアルファベット順に並んでねんだよ、これ!


そのイニシャルストラップはアルファベット26文字がバラバラに並んでいてパッと見、探し出すのが難しそう。


早く見つけないと戒が戻ってきちまうってのに!


こっそり買って後で戒にプレゼントするサプライズ作戦がダメになっちまうだろうが!


「HFDA………てか、何でKとS見つかんねんだよ~(汗)」下の方を探したくてちょっと腰を折って、慌てて指を巡らせていると、


「お待たせ~」


と、チェックワンピを着たミラビを、行きと同じように肩に担ぎながら戒がレジから戻ってきた。


ぅを!!


早ぇえんだよ!


さては『会計早くしろ』って店員を脅したな??(←朔羅じゃあるまいし…)


あたしは慌てて背筋を正すと、ワゴンを背で隠した。


「何見てンだ?それ、欲しいのか?」


あたしの行動を不審そうに思ったのか戒があたしの背後のワゴンをちらりと覗き見。


「う!ううん!!全然欲しくねぇし!」


嘘8000(800の10倍)


「そっかぁ?お前好きそうじゃね?」


「全然!好きじゃねぇし!」


またも嘘……


しかも全力で。


「そっか。それぐれぇなら俺とおソロでくっつけたかったけど……」


戒がちらりとワゴンを目配せして眉を下げ、


へ!!?


「まぁ好みとかあるしな~…しょうがないか…


んじゃミラビも手に入ったし、次行くか」


とサクっと切り替える戒。


違うんだよぉお!あたしだっておソロでくっつけたいんだよぉお!


とは今さら言い出せず、戒の提案にブンブン首を縦に振るしかない。


だけど


再び手を繋いで歩き出したあたしは、やっぱりあのストラップが忘れられず……後ろ髪引かれる思いで足取りは重かった。