。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。




「女一人に男数人たかって何しとるん。


あんたら最低やな」


響輔はのんびり言ってポケットに手を突っ込んだまま立ち上がる。


「お、お前!!何者だ!!こいつのオトコか?」


男たちが怒鳴り声を挙げ


「ちゃう。彼女は俺のオンナやない」


はっきり言われて、こんなときでもズキっときてしまう。


「口は悪いし、我儘やし、高飛車やし…俺の好みやないけど」


「ちょっとぉ!!それって今言うこと!?あんたあたしを助けにきてくれたのと違うの!!」


響輔の言葉にあたしが反論すると、男たちが顔をそろえた。


「痴話喧嘩なら後でしな!!こいつはな!!卑怯な手でルミの仕事を奪った性悪女なんだ」


ナイフを突きつけた男が怒鳴り声を挙げ、あたしの手を強く引く。


ちょっ――――……





「待ちぃや。



まだ話は終わってへんで。



その女は我儘で高飛車で自分勝手やけどな、卑怯な手ぇ使こて仕事を奪うような女やあらへん」



響輔の表情はいつもと同じ無表情で、口調も淡々としていたけれど


でもあたしは―――そんな風に言ってもらえただけで、充分―――


例え世界中の全ての人に疑われても、響輔が信じてくれるなら



それでいい。




「汚いのは






お前の手ぇや。その汚い手ぇを一結から離し。






これが最後の忠告や」






響輔の目の色が変わった。