「ふっふっふー実はその相手はねー…」


聞いて驚け!


「なんとあの月下風也君!!」


「………」


「………」


しばらく二人の間にただよう沈黙。


驚かせ過ぎちゃったかな?まぁ、驚くのも無理はないけどね。何て言ったってあの月下風也君だし。


ふふ。太陽、私のこと少しは見直すかな?


すげぇじゃん、って言ってくれるかな??


だけど、次に太陽が発した言葉は、私の期待をことごとく裏切った。


「寝言は寝ていえ」


「…え?」


「無駄に人の寿命縮めてんじゃねぇよ」


乱暴にガシガシと頭をかき、ソファーから立ち上がった太陽はちらりと私に目を向けた。


そして一言、(ー…いや、二言三言?)


「俺はお前と違って来週ある期末テストの勉強で忙しいんだよ。日向もくだらない妄想してる暇あったら勉強しろ。」