「りお~。
入学式なのに遅れていくつもりなの??
いっつも寝坊してばっかりで、
小学校からの悪い癖が
中学校でもでちゃうよ??
今回は、高校受験にも影響するんだから
遅刻なんてしちゃだめだよ!!」

「わかってるわかってる。」

そういって、
あたしに説教するのは、
幼少時代からの友達、
斉藤リサ。

リサは色白で、誰からも愛される、
そして運動神経も頭も
ほどほどによく、あたしはいつも尊敬している。

リサみたいになれたらいいのに。

「早く行くよ」

でも、
極度の心配性。