「――っ!」 もう、さぁ。 嫌い。 こいつ、ほんっとうに大っっっっっ嫌い! じっとタクトを睨みつけていると、 突然真面目な顔になって、 私の耳元でささやいた。 「それからキスされそうだって思ったら、 目閉じないほうがいいよ。 そのままされちゃうからさ」