思わず少し大きな声で叫んでしまう。 「嘘ばっかり!」 「ほんとだよ」 「……」 やばい、顔赤いかも。 何だか照れくさくて黙っていると、 タクトが小さな声で付け足した。 「嘘でした」 「ほら、やっぱり!」 超うざい。 私がくいかかると、 タクトはおかしそうに続けた。