「怖いよ」 初めて、拓斗の本心が聞けた気がする。 「明日死ぬかもしれないって、 ずっと考えてた。 そんなことないって、 助かる確率の方が高いって言われても、 無理だよ。 失敗するかもしれないって思ったら、 ずっと、怖くて。 やっぱり手術うける勇気なんか出なくて。 もしかしたら死ぬかもしれないのに、 大丈夫なんて簡単に思えねーよ!」 私は何も言えなくて、 拓斗のことをぎゅっと抱きしめた。