あんなに傷つけたから、

きっともう二度と会えないかもしれない。




俺はぼんやり天井を眺める。


真っ白な部屋には、何もない。




それでも瑞希の顔を思い出すと、


俺の壊れかけの心臓もぎゅっと傷んで、


苦しくて堪らなくなった。




――瑞希に会いたい。