嬉しかった。 思わず彼女を抱きしめて、 ずっと側にいたいと思った。 けれど。 瑞希は前屋上にいた時の彼女とは、少し違っていた。 前よりも生き生きした表情で、 新しい制服も似合っていてかわいくて、 俺よりどんどん前に進んでるんだなって思った。 それに嫉妬して、 置いていかれたくなくて、 情けない自分を見られたくなくて。 気がつくと、酷い言葉を口にしてしまった。