「志乃……」 次の日の朝、 志乃に病院に行った話を聞かれると、 もうダメだった。 言われた瞬間、 ぽろぽろ涙があふれた。 教室で泣きだした私を見て、 志乃もそうとう驚いたみたいだった。 「ぎゃっ! 泣くなー! とりあえず、ゆっくり話せる場所に行こ!」 志乃は私を学校の屋上まで連れて行った。