私は二人に背を向けて、 そのまま家を飛び出した。 「瑞希っ!」 適当に靴をつっかけて、 暗い道路を走る。 行きたい場所なんて、一つしかなかった。 「……はぁっ」 走れば走るほど、 涙がどんどん流れてきた。 「はぁ、はぁっ」 結局みんな、 私なんてどうでもいいんだ。 私の話なんて、聞こうとしてくれないんだ。