屋上共犯者。



「襲いたくなるから」



どきん、と大きく胸がはねる。


私はタクトを見つめたまま、

小さな声で答えた。




「……いいよ、別に」




タクトは少し驚いた表情になって、

私の頬をそっと指で撫でた。



その感触に、

ぴくっと肩をすくめる。


「……っ」