すると意外な答えが返ってきた。 「俺は宇宙飛行士になりたかったなぁ」 「へぇ、壮大な夢だ」 男の子っぽいといえば男の子っぽいかも。 「宇宙が好きだったの?」 タクトの顔が嬉しそうに輝く。 「そう。 一回遠足かなんかで、プラネタリウム行ってさ」