「どうしたの?
瑞希にも何か食べさせてあげよっか?」


「いいよ、別にっ」


もしかしてこいつ、
分かっててわざとやってるのかな。


……でも、こういう会話とか。



なんか、恋人みたい。




そんなことを考えていると、

近くでキャッチボールをしていた小学生が
私達をはやしたてた。


「あー、デートだデート」


「カップルがいるぞー」