「そうそう、
ただお菓子買いたいだけなんだよね」


私は小さなカゴをかかえ、
わくわくしながらお店の中を歩く。


「当たりつきのガムとか、
コーラのグミとか、あったなーこんなの」


「あ、ヨーグルトだ」


タクトが小さな容器を手に取る。


「木のさじで食べるやつ?

あれなんか酸っぱくて不思議な味するよね」


「昔好きだったなー」