その様子があまりにも悲しそうだったので、 思わずぼそっと呟いてしまった。 「……仕方ないから、 私が駄菓子屋で買ってあげるよ」 「まじで!?」 途端にタクトが瞳を輝かせる。 「天使だ! 神だ! 神様がいるぞ!」 「ふふ、大げさな」 私は気分がよくなってにやりと笑う。 「でも神様ってさ、 実は悪魔より人を殺した人数が多いんだぜ」