「う、うん」 だから、近いっ! 絶対顔、赤いし。 必死にタクトを見つめ返すと、 ふっと軽く笑って 私の頭をぺし、と叩いた。 「何するのよぅ」 「ほら、やるぜ?」 タクトはある程度店の中を観察して、 取りやすそうな台に目をつけたみたいだ。 「よし、これがいいと思う!」