結果は想像通り、タクトの圧勝だった。 「ははは、まだまだ修行が足りないね」 私は少しむっとしながら 席を立った。 どのジャンルを選んでも、 タクトは一瞬でそれに答えていた。 勝てるわけがない。 「タクトって何でそんな無駄なことばっかり 知ってるわけ?」 「無駄なことばっかりって言わない!」