問題は四択で、 制限時間内にボタンを押して答えて 二人で点数を競い合う物だった。 「ジャンルは?」 聞くと、タクトはにやっと笑った。 「どれでもいいよ、好きなの選べば?」 ずいぶん余裕のある態度だ。 「後悔しても知らないからねっ」 私は得意な音楽を選び、 必死に考えて問題に答える。 ……が。