タクトは急に立ち上がり、 私の手を強く引っ張った。 「よし、もうちょっとぱーっと何かするか!」 「ぱーっと?」 って、何? にやっ、とタクトが悪そうな笑みを浮かべる。 「どうせ俺ら学校さぼってるんだ。 悪いことするなら、 とことんしたらいいんじゃね?」 「……そういえば、 タクトは何で学校行ってないの?」