走って走って、 怯えながら後ろに誰もいないのを確認して。 もう苦しくて、息ができなくなってから、 やっと走るのをやめた。 電柱に手をつき、 よろよろとその場に座りこんだ。 「……はっ、はぁ、はぁ……っ!」 両手で耳を塞いで、 道路に足をつく。