梓のスカートは校則よりだいぶ短い。 シャツも第二ボタンまで開けて、 本当に今から学校に行くのかってくらいに きっちりメイクしてる。 「ねぇ、瑞希って最近何してんのー?」 彼女が口を開いた瞬間、 鳥肌が一気に全身に広がった。 梓の。 この、目が嫌い。 ――ううん、私は怖いんだ。