クスクスと、私のことを笑う声。 自分の部屋でも、 道を歩いていても、 夜眠ってる、夢の中でも。 いつまでも梓が クスクス笑う声が私を追いかけてきた。 ――やめて。 どこにもいないって、分かってるのに。 近くにいるわけないって分かってるのに。